賃貸店舗の家賃については交渉が可能です｜居抜き物件 居抜きCafe

賃貸店舗の家賃については交渉が可能です

料理店やフラワーショップ、スポーツ用品店を開きたいとの希望を持っている人の多くは、賃貸店舗でもって商売を始めることが多いようです。
自分の土地を持っていて、そこにお店を新たに建設するという資金余裕のある人は、むしろ稀でしょう。

どんな店舗を借りるにしても、予算の範囲内で賃貸店舗が見つかった、というケースは、ほとんどありません。
そもそも、自分で店を持ちたいと考えている人というのは、大きな夢を持っていますので、自分のビジョンを満足させられる物件となると、相応の家賃がかかってくるのが常です。
当たり前の話ですが、広くて、立地条件が良いという物件は、家賃も高いのが普通です。
予算超過は仕方ありません。

しかし、だからといってあきらめることはありません。
物件オーナーとの交渉で、うまくいけば、予算内に収めることもできます。
さらに言えば、もし意中の物件が予算内に収まっていたとしても、賃料を下げでもらうように要請することが望ましいです。
毎月負担しなければならない家賃を少しでも安くすることができれば、経営が楽になることは言うまでもありません。

家賃の交渉をするには、幾つかの抑えておくべきポイントがあります。
単に、安くしてほしいを口にしても、相手にしてもらえないでしょう。
大事な訴求点は、近隣の相場です。
標準的な相場を知っておくだけでなくて、安めの物件の実例を挙げると説得力を増します。
物件の賃料は、相場にプラスして、築年数や設備などが加味されて出来上がっています。
ただ、個人所有の物件の場合、オーナーの思いや希望も含まれていることが多いです。
実際に安い物件が近くにあることを例示するのは、大きな武器になります。

また、交渉相手としては、オーナーを選ぶべきです。
最終的に決定するのはオーナーです。
不動産業者は、オーナーには情報連絡することしかできません。

もし、賃貸店舗が居抜き物件である場合は、店舗造作の譲渡金を安くすることもできます。
前の経営者のときに、開業からさほど期間が経たないうちに店じまいしたときなら、造作の価格が高めに設定されていることも多いです。
ただ、前の経営者の立場からすれば、できるだけ早く現金にしてしまいたいというのも、偽らざる思いです。
造作は、いわば中古品を購入するのと同じと考えて、設定すべきです。

家賃は毎月必ず発生する固定費です。
家賃交渉をすることでコストダウンを図り、店舗経営の安定化を図ることが成功の大前提となります。