居抜きオフィス探しから契約に際して踏まえておきたい注意点
居抜き物件・店舗検索の居抜きオフィスTOP >
コラム > 居抜きオフィス探しから契約に際して踏まえておきたい注意点
居抜きオフィス探しから契約に際して踏まえておきたい注意点
居抜きオフィスをお探しの皆様へ
居抜きオフィスを探す方法は複数存在しており、日々の為すべき主たる業務の円滑な遂行に無理な負担とならぬ時間労力を充当し、自身にマッチした複数の手法の駆使が求められます。各種居抜き店舗や一般的な住居などと比較して、居抜きオフィス情報は掲出される媒体や絶対数が必ずしも多いとは言えず、人気物件に関しては複数の入居希望者間での争奪戦が避けられません。以下にご紹介する各々方法の利点と注意点を正しく理解の上で、信頼出来る最新情報をいち早く入手出来る環境の構築が大切です。
まずは旧来から定番の不動産業者を直接訪ねる方法ですが、こちらは希望物件まで担当者が営業車で案内し内覧ができる利点の反面、提供される情報の選択権はあくまで不動産担当者の判断に委ねる形となります。希望条件などの十分な意志疎通が叶わず、結果ベストマッチな物件が存在するにも関わらず、情報が開示されぬままとなる可能性もゼロとは言えません。
次に知人や仕事関係者へ情報紹介を頼む場合、届けられた情報が異に沿わぬ内容であったにせよ、義理絡みで何らかのリアクションを届けざるを得ない、あるいは断り辛い状況が生じないとも限らず、自らが主導権を握って居抜きオフィス探しを実践し辛いデメリットが見逃せません。対してインターネット検索の場合、配信中の情報が必ずしも最新とは限らず、時に既に入居者が決定後の古い情報の可能性も否めません。
但し居ながらにして検討するにあたり必要な情報の収集ができ、窓口となる業者とのコミュニケーションを通じ、更なるプラスアルファの情報収集や確認作業も可能です。信頼出来る業者へ希望条件を伝え会員登録を通じ、該当物件情報を居ながらにして届けて貰うサービスの活用は、より効率良く自己主導で、義理絡みなどに頭を悩ませる事の無い物件探しが叶います。
契約への流れに際して
希望条件を満たすと判断出来る居抜きオフィスの情報を入手し、内覧に臨む場合、多くの方々が見落としがちなポイントが存在しています。居抜き物件最大のメリットである什器備品類のチェックに意識が向き過ぎるあまり、移転後になって慌てて対応工事の必要に迫られる、あるいは日常業務上大きな支障の存在に気づかされるケースは潜在的に少なくありません。
まずは、データ上の総面積に対するオフィスとしての機能性の確認で、これは十分なシミュレーション作業が欠かせません。データ的には平均的な事務所の従業員1人当たりに確保すべき面積などが紹介されていますが、机などの各什器機器の配置や通路幅の確保状況、更には具体的な作業内容により、必要となる空間は異なります。
また、コンセントや電話回線など、「現状でどれだけの接続が可能なのか」「増設工事を想定した場合はどうなのか」など、一部専門的な知識を有する判断が求められます。更に、多くの居抜き事務所では当然となる洗面所やトイレや給湯設備が室外の共同施設の場合、それらのチェックも欠かせません。重要な来客が利用する際、不潔な共同トイレがそのまま自社のイメージに連動すれば大きなデメリットです。
そして、「経年劣化で室内の壁などが汚れている」「床が著しく傷んでいる」などの場合、内装工事業者の手配や見積など、必要となる試算や手配が浮上します。本契約に臨む前の段階では、ここに列記した以外にも更に数々の要確認点が潜んでおり、窓口となる専門業者の担当者との確認相談を含め、曖昧な点を残さず一つ一つのクリアが必要不可欠です。
居抜きオフィス取扱実績を誇る専門業者に着目を
居抜きオフィスの有力物件情報数が少ない理由としては、飲食店などと違って多くのオフィスが退去の際、使用していた什器備品類をそのまま移転先に搬出するケースが圧倒的である現実が大きな理由です。飲食店の専門調理器具や凝った内装や照明は撤去や処分にあたり、更なる費用負担が必要となりますが、事務所の場合は継続使用する事で更なる出費を抑えられ、処分の必要がありません。事業を終了したり、会社を畳んで廃業する場合でも、事務用品関連を専門に買い取る業者へ売却し現金化することが簡単であり、居抜き事務所として造作譲渡なる選択自体が視野に入り辛いのが大きな理由です。
こうした状況下、交通アクセスなどに優れた居抜きオフィスの出物情報は、これらを主力物件として取り扱う専門業者にとっても争奪戦が避けられず、実績を誇る業者はいずれも、より地域に深く根差す地道な営業を通じ、取り扱い物件の確保に尽力しています。更には公式サイトを通じ、より魅力的な居抜き物件の提供者を新規開拓すべく、売却希望者視点のみならず物件探し中の視点からも役立つ、数々の関連情報の配信を通じ、自社活用のメリットを間接的に訴える努力を続けています。
単に取扱物件数の多さ、費用面のお得感ばかりを派手な文言で謳うばかりでは無く、顧客となる幅広い経営者あるいは開業予定者に寄り添う営業姿勢を見せる業者は要着目です。商売にも共通して言える事ですが、人は店を選び、店は人を選びます。これは大切な居抜きオフィス物件の買取相談を持ち掛ける側、そして相談を受ける業者側にも共通して言える事実です。
